九州と台湾の間に連なる広義の琉球列島は大小150あまりの島々からなり、陸生生物はそれらの島々に隔離して分布しています。私の研究室では、主に爬虫類と両生類を対象に、島々の陸生生物集団の生物学的特性を比較し、様々な進化事象の研究を進めています。それらの研究には、種分類をはじめ、種分化の歴史的な道筋を辿る歴史生物地理学的研究や、島嶼群集の成り立ちを考える研究、形態や生態、生活史の変異がなぜ、どのように生じ、維持されているのかを探る進化学的研究などが含まれます。それらの研究テーマへのアプローチも、野外観察から、標本に基づく形態形質分析やDNA分析、飼育室内での行動学的実験など様々です。また、関連する分野の研究者を国内外からお呼びし、国際的で外に開かれたな研究活動を展開するのも我々の研究室の特徴です。多様性が高くユニークな動物相で特徴付けられる亜熱帯の島々で、生き物好きなメンバーが様々な研究活動を展開しています。また所属する大学院生は、国内外の学会や学術雑誌においても、積極的に研究成果を発表しています。

 

下の写真は、当研究室での研究内容や大学院生活の一部を示したものです。参考にして下さい。

 

爬虫類といっても陸上だけではありません.写真の彼ら,ここ最近のラボのメインターゲットの1つです.ノッチの穴に隠れるエラブウミヘビ(左)と.洞窟内水中で岩壁と砂地に胴体をおしつけ体を固定するヒロオウミヘビ(右).乞う、ウミヘビ希望者。
爬虫類といっても陸上だけではありません.写真の彼ら,ここ最近のラボのメインターゲットの1つです.ノッチの穴に隠れるエラブウミヘビ(左)と.洞窟内水中で岩壁と砂地に胴体をおしつけ体を固定するヒロオウミヘビ(右).乞う、ウミヘビ希望者。
3000mを超える台湾の中央山脈と,そんな山の上にいる雪山カナヘビ.低酸素下でのはじめての調査でしたが,トカゲやヘビ類のバスキング行動の面白さを再認識できました.
3000mを超える台湾の中央山脈と,そんな山の上にいる雪山カナヘビ.低酸素下でのはじめての調査でしたが,トカゲやヘビ類のバスキング行動の面白さを再認識できました.
2011年に分布が報告された屋我地島のクロイワトカゲモドキ(左)クロイワトカゲモドキの5亜種と分布島嶼(右)。愛くるしい横顔にやられてしまいます。
2011年に分布が報告された屋我地島のクロイワトカゲモドキ(左)クロイワトカゲモドキの5亜種と分布島嶼(右)。愛くるしい横顔にやられてしまいます。
琉球の森に生息するハイ(左)とヒャン(右)、彼らのオレンジ色の体色は何のためにあるのでしょう?
琉球の森に生息するハイ(左)とヒャン(右)、彼らのオレンジ色の体色は何のためにあるのでしょう?
秘密兵器 ”ThermoGEARG100” を使ってキシノウエトカゲを撮影。対象動物と周辺の温度環境をスナップショットのように切り取ります。
秘密兵器 ”ThermoGEARG100” を使ってキシノウエトカゲを撮影。対象動物と周辺の温度環境をスナップショットのように切り取ります。
野外調査でアカマタの大きさを測る。地域間の体サイズ変異も興味深い研究テーマのひとつ(左)。無人島で爬虫両生類相を行う。調査の合間にベースキャンプでつかの間の休息をとっているところ。白い砂浜でのキャンプも調査の楽しみのひとつ(右)。
野外調査でアカマタの大きさを測る。地域間の体サイズ変異も興味深い研究テーマのひとつ(左)。無人島で爬虫両生類相を行う。調査の合間にベースキャンプでつかの間の休息をとっているところ。白い砂浜でのキャンプも調査の楽しみのひとつ(右)。
フィールドでのちょっとした出会い。イシカワガエルの幼体(左)ケナガネズミ(右)
フィールドでのちょっとした出会い。イシカワガエルの幼体(左)ケナガネズミ(右)
動物の研究と言えど、生息環境の植性を知ることは重要です。屋久島(左)西表島(中)無人島(右)
動物の研究と言えど、生息環境の植性を知ることは重要です。屋久島(左)西表島(中)無人島(右)